2024.9.16 初めての買付成功!

資産形成

 初回のツアーでの買い付けが失敗した僕でしたが、2回目のツアー参加で、ついに買い付けに成功しました。今回は、このときの感想や契約までの流れを書きたいと思います。

買付成功の瞬間

2回目の物件ツアーの様子

 1回目の物件ツアーを経て、2回目は「良い物件があれば必ず買う!」という強い意気込みで参加しました。前回は県内や隣県の参加者が中心でしたが、今回は遠方からの参加者もおり、不動産投資の人気ぶりを改めて感じさせられました。その影響で、良い物件を確実に自分のものにしたいという気持ちがさらに強くなりました。

気に入った物件との出会いと買付の決断

 今回のツアーで僕が気に入った物件は1件。立地が非常に良く、家の前の道が少し狭い点が気になったものの、逆に車や人通りが少ないことで、静かで落ち着いた環境が魅力的でした。僕がターゲットにしているのはファミリー向けの戸建てであるため、安全面を考えても、あまり車が通らない道はプラスに働きました。

 物件自体は古家と呼ばれるものでしたが、内部はきれいに管理されており、大規模なリフォームは必要なさそうでした。この点が特に気に入り、リフォームにかかるコストを抑えられると感じました。

 ツアー後の振り返りの時間に、僕は意を決して買付けの手を挙げました。幸運なことに、他の参加者は手を挙げておらず、僕が買付けを入れる権利を得ました。買付け金額は、物件の状態を考慮しつつ、想定される年間の家賃収入やリフォーム代、利回りから算出します。予算内に収まっていたため、迷わず買付証明書にハンコを押しました。表面利回り*は11~13%です。13%あればラッキーですが、厳しく見積もっても10%以上は見込めると判断しました。
*表面利回り=(年間の家賃収入÷物件の購入価格)×100

 買付証明書は再生士さんを通じて不動産屋さん経由で売主さんに渡され、後日の返事を待つことになりました。

買付け成功!!!

 翌日、再生士さんから「買い付けが通りました!」との電話を受け取りました。立地も良く、状態も良い物件でしたから、買付けできた時は本当に嬉しかったです。僕は、古家再生と大家業が現実になっていくことを実感し、胸が高鳴りました。自分が興味があることなので、不安もありつつも、ワクワクした気持ちの方が強かったです。小さな1歩かもしれませんが、会社員としての働き方しか知らなかった僕にとって、自分の事業が始まるという点においてとても重要な一歩を踏み出した日でした。

決断のポイント

 前回のツアー経験が生かされ、今回は「買うぞ!」という強い意気込みを持って臨むことができました。また、予算を事前に明確にし、どこまでの金額なら出せるかを決めていた点も大きかったです。

 さらに、前回のツアーを通して、自分がどのような物件を求めているのか(僕の場合、新耐震基準の物件を重視し、あまりに古すぎる物件は避けたい)という基準も自然と固まっていました。こうした明確な基準があることで、判断がスムーズにできました。

売買契約までの準備、契約日の様子

契約日までの流れ

 物件の買付が成功してから、契約日はおよそ1か月後に設定されました。場所は、売買を取り扱っている不動産業者の事務所で行われました。契約当日は、売主さんも同席してくださり、直接お話しする機会がありました。とても素敵な方で、僕が進めている古家再生の取り組みに興味を持っていただき、「次の住む方にも大切に使ってもらえるなら嬉しい」とおっしゃってくれました。売主さんにとっても、長年住んだ家をどうすべきか悩んでいたようで、今回の契約が良い形で進んだことを喜んでいました。
 僕はもともと口数が多い方ではないのですが、売主さんとも良い関係でありたいと思っていたので、緊張しつつもしっかりと話(雑談ですが)をすることができたと思います。待ち時間もあったりするので、雑談が苦手な人は、あらかじめ考えておくのも良いと思います。

契約日当日の準備物

契約日には、以下のものを準備しました。

  • 手付金(物件価格の10%)
  • 印鑑(実印)
  • 筆記用具

 また、売主さんや不動産業者に対して手土産を持っていきました。手土産は必須ではありませんが、僕は関係性を大事にしたいと考えており、感謝の気持ちを示すために用意しました。特に契約や取引においては、今後のやり取りがスムーズに進むためにも、こうした小さな心配りが大事だと思います。

契約の流れ

 当日は、まず不動産業者の宅建士が重要事項の説明を行いました。このプロセスは、法的にも定められているため非常に重要です。物件の登記内容、設備の状態、取引に関する条件など、細かい点にわたり丁寧に説明してくれました。僕も何度か質問をしながら確認を進めたので、約2時間ほどの時間がかかりましたが、このプロセスをしっかり理解することが大切です。

契約の締結

 重要事項の説明が終わると、いよいよ契約書への署名と押印の手続きです。すべての書類に必要事項を記入し、実印を押しました。その後、手付金を売主さんにお支払いして、契約が成立しました。
 契約が無事に完了すると、契約書の控えを1部ずついただき、すべての手続きが終了しました。手続き自体はスムーズに進みましたが、やはり大きな金額が動くため、初めての経験には多少の緊張感がありました。それでも、売主さんや不動産業者の方々が親切に対応してくださり、とても良い雰囲気の中で契約を進めることができました。

まとめ:買付と契約での学びと、今後の展望

買付から契約完了までの経験を振り返って

 今回の買付から契約完了までの経験は、どのステップも初めてで、緊張や不安が伴いました。しかし、その一方で、自分の夢に少しずつ近づいているという実感があり、楽しさも感じました。

 特に、売主さんとの良好な関係を築けたことが非常に大きなポイントでした。契約を進める中で、売主さんも僕の古家再生への取り組みに共感してくださり、お互いに満足のいく結果になったことが本当に嬉しかったです。物件取引は単なる金銭のやり取りだけでなく、人と人とのつながりが重要だと実感しました。

今後の展望

 今回の経験を通じて、「人に喜んでもらうことが、自分にとっても嬉しい」ということを改めて感じました。この感覚を得られる古家再生の取り組みは、今後も積極的に進めていきたいと思います。

 また、今回の売買を通じて信頼できる不動産業者さんとの関係が築けたことも、大きな収穫です。今後、同じエリアで物件を探す際には、この不動産業者さんから得られる情報が信頼できる基盤となるでしょう。

 今のところ、まだ物件は1軒だけですが、少しずつ物件を増やしていきたいと考えています。現在取り組んでいるエリアには再生士さんや信頼できる不動産業者さんがいるので、当面はこのエリアでの拡大を目指します。一方で、分散投資という観点からも、別のエリアでの物件購入も視野に入れて検討していく価値があると感じています。

 今回の買付と契約を通じて感じたことは、「信頼関係」と「準備」が重要だということです。緊張する場面もありましたが、売主さんや不動産業者との良い関係性が、スムーズな取引へとつながりました。次の物件でも、この経験を活かしながら、一歩一歩成長していきたいと思います。

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